Stereo誌編集部 付録スピーカー 2017 これならできる 特選スピーカーユニット パイオニア編 「鳥型BH コサギ」が話題です。

 ◆ ONTOMO MOOK Stereo編 (オントモ ムック ステレオ編)
   これならできる 特選スピーカーユニット
   パイオニア
       定価 ¥3,780(8%税込)、 2017年7月19日発売

   【特別付録】付録初! Pioneer×Stereo企画
    OMP-600 6cmフルレンジ・スピーカーユニット×2

    ◎特 徴
     ・付録スピーカーユニット初の6cm径フルレンジ
     ・ステレオ誌関連初のパイオニア製付録ユニット
     ・8cm口径並みの m0 で 6cm径を超えた低音
     ・振動板より大きな磁石を搭載、強力磁気回路

 ◆ ONTOMO MOOK Stereo編 (オントモ ムック ステレオ編)
   これならできる 特選スピーカーユニット
   フォステクス
       定価 ¥4,968(8%税込)、 2017年7月19日発売

   【特別付録】昨年ステレオ誌付録 M800 を改良進化
  OMF800P 8cmフルレンジ・スピーカーユニット×2

    ◎特 徴
     ・ステレオ2016年8月号付録「M800」から進化した高音質
     ・フェーズプラグ&金属振動板採用8cm径フルレンジ
     ・フェーズプラグにより、高音域のf特・位相 を制御
     ・エンクロージャーは「M800」と同等品が流用可能

 2017年は「Stereo誌」ではなく『ONTOMO MOOK Stereo編』のMOOK誌
『これならできる 特選スピーカーユニット Pioneer編/Fostex編』に
自作用スピーカーユニットを付録にしていました。

 「炭山アキラ 氏」設計・製作の「鳥型BH:コサギ
解説・設計・工作方法の記事は『パイオニア編』に載っていて、
試聴レビュー記事は「ステレオ2017年8月号」に載っています。
 ※) BH(Back-loaded Horn speaker):バックロー(テッ)ド ホーン

 コサギの特徴は、

  ・自作スピーカーの傑作モデル「D-101:スワン」の「鳥型BH」
  ・「鳥型BH」の複雑なホーン音道をシンプル化して作り易く設計
  ・フロア・スタンディング型 だが「スワン」のように場所を取らない
  ・「スワン」より小型ユニットなので、点音源再生の理想で上回る
  ・『OMP-600』の特徴で ~40kHz のハイレゾ準拠高音域再生達成
  ・欠点の低音域の伸びは必要とする 50Hz までの伸びを確保

となっています。

 「鳥型BH」の特徴は、

  ・小型フルレンジ一発で、中音域重視・点音源再生の理想を追求
  ・フルレンジなので、必ず音質劣化を起こす ネットワーク がない
  ・空気室のヘッド部が小型密閉箱の小ささで擬似点音源再生を実現
  ・2本のスピーカーの軸上の交点で聴くスタイル(ステレオの原点)
  ・BH によって低音域の音圧を確保、さらに微小信号再生を実現

となっています。

 「鳥型BH」設計方針
{オーディオの原点を見つめ直す}
ことで

{本物の音場再生は、音場込みで録音したソースを、
 最もオーソドックス な ステレオ・システム(左右 2ch) で
 再生すること }

だそうです。

  ※) 引用、「D-101a:スワンa」のスピーカー工作記事より

以上よりコサギについて、上記を勝手にまとめますと、

音場再生・実使用上ワイドレンジ感「スワン」等を上回り
  音色・音質も本格Pioneer製ハイファイユニットなので優秀です。
  しかも、作り易くてセッティング等の使い勝手が良いスピーカー}

となります。

 発売後『OMP-600』搭載の自作 スピーカーモデル の試聴会が、
数回開催されたそうです。

それら試聴会で問い合わせが殺到したことにより、音楽之友社
ウェブサイト「オントモ ビレッジ オンラインショップ」にて
コサギキット発売されました(限定販売:既に売り切れ)。

 ◆ 鳥形バックロードホーン・キット
   炭山アキラモデルコサギ」STUK-01(OMP-600付、2本SET)
   価格 ¥54,000(8%税込)、 2017年10月上旬頃発売

『STUK-01』独自の特徴としては「フォステクス編:OMF800P」
との聴き比べが出来るように「ねじ」止めで簡単に交換できる
「バッフル」を付属してたそうです。

 さらにその後
{「コサギ」はいいスピーカーだけどちょっと 難し
 過ぎる。もっと簡単なBHは実現できないの?}

という複数の問い掛けが「セミナーイベント」で有ったそうです。
その問いかけを受けて「コサギ」より、もっと簡単に作成できる、
トールボーイ型「サマリー」を「炭山 氏」が 設計・作成 して

「ステレオ2018年 2月号 P.71」に工作紹介記事が、
「板取図」と「組立図」そして「工作時の注意事項」が
掲載されていました。

しかし記事「バージョン1.0」上の「設計」「図面」等に
設計ミスがあり、その対策中? のような状態でした。

 その後「月刊ステレオブログ:2018年1月29日」の記事、
{炭山アキラ設計バックロードホーン「サマリー」改定版図面
がアップされました。

その記事によりますとサマリー:バージョン1.0」の図面から

 ・一部の取付位置の数字が脱落してしまっていたのを修正
 ・バッフル裏の空間を余り板から取った部材で埋める設計修正

を追加した「バージョン1.1」に書き換えた図面が載っていました。
なお「サマリー」音質(Ver.1.0 と 1.1 で差はほぼ無い)は、

{一カ月以上結構な音量で鳴らし込んだ結果、
 「コサギ」ほどでは、ないにせよ、結構なレンジ感解像度
 聴かせてくれるようになった。}

と載っていました。

参考にしたページ