オントモムック ステレオ編 これならできる特選スピーカーユニット 2022年版マークオーディオ編:付録 Markaudio製 6cmフルレンジ・スピーカーユニット OM-MF4-MICA について。
◆ ONTOMO MOOK Stereo編 (オントモ ムック ステレオ編)
これならできる 特選スピーカーユニット
2022年版 マークオーディオ編
予定販売価格: 7,975円 (本体7,250円+10%税込)
予定 発売 日: 2022年 9月15日 [木]
【特別付録】Markaudio×Stereo編 第4弾!
●6cm フルレンジ・スピーカーユニット× 2
・マイカ入りペーパーコーン振動板
・モデル名: OM-MF4-MICA
◎特 徴
・2022年版: OM-MF4 の 雲母入紙製コーン仕様
・超ワイドレンジ に 高反応 を、追加した 音
・OM-MF4 の利点は、そのまま継承した 改良品
(片道 4 mm ロングストローク,強力磁気回路)
・マークオーディオの初量産の紙コーン振動板
◆ ONTOMO MOOK Stereo編 (オントモ ムック ステレオ編)
これならできる スピーカー工作 2022
予定販売価格: 8,800円 (本体8,000円+10%税込)
予定 発売 日: 2022年 9月15日 [木]
【特別付録】
・マークオーディオ製
6㎝フルレンジ・スピーカーユニット
OM-MF4-MICA 対応
エンクロージャー・キット(ペア)
◎特 徴
・低音域の"伸びと量感"を強化するDB型採用
・DB(ダブルバスレフ)型は2段のバスレフ型
で、小型ユニットで低音が楽しめる音を実現
・ダクトを設けないエンクロージャー設計で、
初心者にも、単純で組み立て易い箱のキット
・オーディオアクティビスト 生形三郎氏 設計
月刊ステレオ誌 2010年7月号:工作特集号 から、
年に一回、自作用スピーカーユニット が付録になる企画
が始まりました。 そして 2017年 に 付録 が高額になっ
たため『ONTOMO MOOK Stereo編』
に 引っ越し、しました。
そのムック誌
『これならできる 特選スピーカーユニット』
の 付録ユニット は、有名 Hi-Fi スピーカーブランド が
"付録" のために規格・開発した "高性能" かつ "高CP"
な自作用スピーカーユニット に変貌して、現在まで続いて
います。
今年の 2022年版 では「マークオーディオ(Markaudio)」
が担当していて、2018年,2019年,2020年 に続いての
第4弾 の付録となりました。
今年の OM-MF4-MICA: 付録スピーカーユニット は、
マークオーディオとして 第3弾(2020) となった、
付録スピーカーユニット OM-MF4: 6cmスピーカーユニット
を基に、同ブランドの設計理念となる
「軽量ムービングマス
(振動板系の質量を軽くして信号の反応速度を上げる)」
を極めるために、
硬くて歪みが少ないが、やや重い OM-MF4 の金属コーン
を、十分に硬い(マイカ入)ペーパーコーン に変更して、
質量を 20 %以上 の軽量化を達成したそうです。
そして OM-MF4 の特徴だった、
・片側方向 4 mm の ロングストローク設計 で 低音強化
・OM-MF5(2018付録:8cm)同等の磁石による強力磁気回路
・複数個使用で扱い易い 8 Ω 仕様
は継承しています。
その結果 OM-MF4-MICA は、
「反応が良く、クリアで切れのいい音」
になったと マークオーディオ は発表しています。
今年の
OM-MF4ーMICA 用
(純正品) エンクロージャー・キット
が 付録となる ムック誌
『これならできるスピーカー工作2022
特別付録:
OM-MF4-MICA 対応
エンクロージャー キット』
ですが、
オーディオ専門誌などで、精力的に記事を載せている
生形三郎氏 が、設計した ダブルバスレフ方式 の
エンクロージャー が付録となりました。
去年の「OM-OF101:オンキヨー製 10cm フルレンジ」
の時には、ムックの寸法サイズ では板材が足りなく、
板厚が薄くなり、開発で相当苦労したようですが、
今年は
『OM-MF4ーMICA:Markaudio製 6cmフルレンジ』
と、ユニットが小型になり、板材もそれなりに余裕が
あったのか? 一般バスレフ型 の 2.5倍 ~ 5.0倍 の
内容積を必要とする ダブルバスレフ方式 を
発表しました。
さらに組み立て作業上、
結構面倒になる バスレフ・ダクト
(管のこと) を省略する
ことで、組み立て作業を減らし簡単
に
組み立てできる構造となっています。
ダブルバスレフ方式・エンクロージャーの
メリットは、
・低音域の伸びを 一般的バスレフ型 より伸ばせる。
で、小型スピーカーの弱点である低音域再生を強化した、
ワイドレンジ再生可能なスピーカーシステムとなります。
また、優れた低音再生の実現はマニアの重大な目標です。
ダブルバスレフ方式 のデメリットは、
・エンクロージャーがバスレフ型の倍以上大きくなる。
・耐入力が、低音域で振動板が大きく揺れて低くなる。
・共振増幅が2段なので、緩い低音再生になりやすい。
・オーバーダンピングのユニットは、原則使えない。
です。 しかし、振動系が低音再生のために適度に重く、
耐入力が高く、かつ磁気回路が強力なスピーカーユニットを
使用することで、実使用上のデメリットは問題なくなります。
OM-MF4-MICA は、低音再生重視設計で、かつ
強力磁気回路(力強く低音域を駆動)を採用、ロングストローク
による耐入力が高いユニットなので、ダブルバスレフ方式に
向いているユニットとなります。
付録(付録と考えられない本格ハイファイ仕様?)
と言えども、2冊のムック誌共、本格ハイファイ再生を
基本としているグッズなので、どのような音を再生出来る
のか?大変楽しみになります。
参考にしたページは
フォステクス(Fostex)数量限定販売スピーカーユニット FE108SS-HP が発売、限定10cm初の 磁石:2枚重ね の強力磁気回路?搭載ユニットです。
● Fostex(フォステクス) FE108SS-HP(8Ω)
限定販売:FE-SS-HPシリーズ の第2弾、
FE108SE2 から 21年ぶりの 新開発HP振動板採用で
進化した、10cm口径フルレンジ・スピーカーユニット
標準価格:¥27,500 (10%税込)/1台 2022年2月中旬発売
● Fostex(フォステクス) FE168SS-HP(8Ω)
限定販売:FE-SS-HPシリーズ の第1弾、
FE168-Sol(仮) に替わって、20年ぶりにHP振動板を
新開発して採用した、CNFコーティング複合パルプ
素材振動板の 16cm口径フルレンジ・スピーカーユニット
標準価格:¥38,500 (10%税込)/1台 2021年3月中旬発売
※ SNF
{ Cellulose nanofibers;セルロースナノファイバー }
FE108SS-HP は、2021年3月 に発売された
FE168SS-HP の設計思想を踏襲して開発した、
新限定販売:FE-SS-HPシリーズの 第2弾 となる、
高級10cm口径フルレンジ・スピーカーユニット です。
FE-SS-HPシリーズ の 第1弾になる
FE168SS-HP は、発売が予想されていた
FE-Solシリーズ:FE168-Sol(仮) が、重要な特徴になる
2層抄紙ESコーン振動板 の主素材の バナナ類紙パプル
が入手困難で、未発売となった替わりに登場した、
アルミ・ダイキャスト・フレーム の
高級16cm口径BH用フルレンジ・スピーカーユニット です。
※ BH
{ Back-loaded Horn;バックロードホーン }
ところで、FE108SS-HP は今までの 限定販売の10cm口径
FE108スーパーシリーズと、大きく異なる特徴があります。
それは{ Q0 = 0.39 > 0.3 }と、BH型に適する条件
から外れた スピーカーユニット となりました。
ただし、磁気回路は超強力で微信号にも敏感に反応する
ユニットなので、BH に絶対使えない訳ではありません。
BH型エンクロージャー は、ユニットの適用範囲が広い
スピーカー・エンクロージャー です。
FE108SS-HP が、BH専用ユニット とは呼べない証拠は、
{ 月刊ステレオ2022年:1月号:stereo AUDIO CRAFT }
に FE108SS-HP 採用した BH作例 の記事の試聴結果に、
「タイトでハイスピードな音質を求める方には
少々物足りなさを感じられるかもしれないが・・・」
と載っています。
つまり、駆動力の高い磁気回路が強力なユニットを使った
BH が再生する "音" の特徴は、
{ ハードでシャープでダイナミックな壮絶サウンド }
( 他のエンクロージャー型では出難いサウンド )
ですので、FE108SS-HP は
BH に最適なスピーカーユニットとは呼べません。
ちなみに BH を日本で広めた オーディオ評論家 の
故:長岡鉄男氏 によりますと、上記のような "音" は、
BH の一面にすぎず、設計次第で "どんな音" も出せる
そうです。
逆に考えますと、同社:バスレフ専用10cm口径フルレンジ
FF105WK{ Q0=0.41:m0=3.4g:f0=75Hz:SPL=88dB }
に近い特性となっていますから、
{ 密閉型,バスレフ,DB,BH,共鳴管 }等々
どんなエンクロージャー型でも使える、
万能型の 高級・超高音質の10cmフルレンジ・ユニット
になると、私は考えています。
よってエンクロージャー設計上の特性は BH にあまり
向いていなかった FE168SS-HP に FF108SS-HP は、
非常に近づいていて、実際に試してみなければ分かり
ませんが、限定販売の10cm口径FE108スーパーシリーズ
の誕生のきっかけを作った、故:長岡鉄男氏設計の
最高傑作:鳥型BH・スピーカーボックス、
{ D-101S:スーパー・スワン }
には、うまく適合できないと予想出きます。
個人的にはバッフル面をフレームが収まるように
広げて、HBの空気室(スワンの頭) の 内容積 を
f0 に合わせて大きくし、バッフル面等を補強した
「D-101AV:AVスワン」改 が適合
できると考えています。
※ DB
{ Double Bass reflex;ダブルバスレフ }
※ D-101AV:AVスワン
AVフロント(共同通信社) 1992年7月号が
初公開の防磁型 FE107{ Q0=0.43:f0=80Hz }
を使用したAV用鳥型BH・スピーカーボックス
当時はディスプレイがCRTだったので、
ユニットは磁気漏れが少ない防磁型が必要
だった。実際にスピーカー工作するための
図面は、現在販売されている書籍には、
残念ながら載っていません。
FE108SS-HP/FE168SS-HP の特徴は、
1) CNFコーティング複合パルプHP形状振動板
2) 大型フェライト磁石2枚重ねの超強力磁気回路
3) 高剛性アルミダイキャストフレーム(FE108EΣ同様?)
4) 磁気回路の低歪み化(ポール部に銅キャップ追加)
5) 優れた振幅応答性を持つ UDRT ダンパー/エッジ
6) ダイレクトリード/ハトメレス構造
6) リード線180度左右対称引出し
7) ファストン205 金めっき端子
となっています。音質上の特徴は、
A) 超高音質の中高域(限定FEシリーズの特徴)
B) 反応が速く切れの良い低域
C) 自然な響きの中高域、十分に伸びた高域
D) フラットでスムーズな周波数特性
と載っておりトータルの "音" は、
{ 充実した低域と色付けが少なく
素直な中高域の音質を持ち、
力強くも繊細で表現力豊かな音楽の再生 }
と "新製品のご案内" 等に載っていました。
参考にしたページは
●FE108SS-HP ステレオ2022年1月号:AUDIO CRAFT 登場
●FE168SS-HP ステレオ2021年3,4月号:AUDIO CRAFT 登場
●FE108SS-HP/168SS-HP 限定スピーカーユニットについて
◆ Fostex FE108SS-HP 10cmフルレンジ・スピーカー ユニット
◇ 仕 様
◇インピーダンス:8Ω ◇直流抵抗値 Re :7.3Ω
◇最低共振周波数 Fs/f0:81Hz◇再生周波数帯域:Fs~28kHz
◇出力音圧 SPL:88dB/W (1m) ◇定格入力:15W
◇等価質量 Mms:3.2g
◇T/S-P BL:5.27N/A ◇T/S-P Qts:0.39
◇T/S-P Qms:4.13 ◇T/S-P Qes:0.43
◇T/S-P Vas:4.31L
◇実行振動半径a:40mm
◇磁石寸法?:φ100,t=15mm×2 ◇磁石重量?:不明(?440g×2)
◇バッフル開口寸法:φ102 mm+α
◇サイズ・フロント:φ128×t9.2 mm
◇サイズリア(奥)・:最大φ100×D71.5 mm
◇総重量・・・・・:1,830 g
◆ Fostex FE168SS-HP 16cmフルレンジ・スピーカーユニット
◇ 仕 様
◇インピーダンス:8Ω ◇直流抵抗値 Re:7.4Ω
◇最低共振周波数Fs: 54 Hz ◇再生周波数帯域:Fs~25kHz
◇出力音圧 SPL:91dB/W/1m ◇定格入力:27W
◇等価質量 Mms:9.54g
◇T/S-P Qts:0.27 ◇T/S-P Qms:1.94
◇T/S-P Qes:0.31 ◇T/S-P Vas:16.54L
◇T/S-P BL:8.81N/A
◇実行振動半径a:60mm ◇ボイスコイル直径:30mm
◇マグネット寸法:φ156mm,t=20mm ×2
◇マグネット重量?:未公開
◇バッフル開口寸法:φ151mm
◇サイズ・フロント:φ190×t12.6 mm
◇サイズ・リア(奥):最大φ146×D105 mm
◇総重量・・・・・:5,300 g
朗音!真空管アンプの愉悦 ONTOMO MOOK Stereo編 に、LUXMAN:LXV-OT7 真空管ハイブリッド・プリメインアンプ・キット の付録が付く
◎特 徴
・高級老舗ブランド LUXMAN が市販品同等の開発と製造を担当
・プリ部: 真空管、 パワー部: パワーアンプ IC のハイブリッド
・1段目?12AU7 による シングル・アナログA級電圧増幅
・2段目?アンプIC による シングル・アナログAB級電力増幅
・ガラス基板や、誤差1%の抵抗等ハイエンド機相当のパーツ採用
・3W + 3W (8Ω) 出力だが、大型スピーカーもよく鳴る 強い駆動力
・現代的低能率スピーカーでも、実生活で充分過ぎる音量が可能
・周波数特性:20Hz ~ 100KHz(-2.0 dB)でハイレゾ対応
・2系統セレクター増設で2系統のプレーヤーの切り替え可能
・鳴りっぷりの良さ、音の鮮度感 が、特に素晴らしい
・ネジ止めだけの誰でも簡単・確実に完成できるキット内容
・本誌には、好みによる改良方法、お薦めソフト の情報が掲載
「ステレオ誌」では新年号を発売する時期の
2018年12月下旬 に『ONTOMO MOOK Stereo編』で
『LXV-OT7:真空管
定価ですが、15,000円(税別) と
「LXV-OT6:13,000円(税別)」より 2,000円 高額と
なお「LXV-OT6」の 設計をしたときに「LXV-OT6」を土台として
「真空管アンプ」が 付録として認められる価格で、商品化出来る
ことを思いつき、実現したのが『LXV-OT7』になるのだそうです。
『LXV-OT7』 を 使った 遊び方
「LXV-OT6」同様 の 「キット」 なので、
改造 する 遊び が出来ます。
(1) 組立時の「ネジ」の締め具合
「LXV-OT6」では、組立時に ねじ回し で上手に
噛み合わずに大変苦労したそうですが、見直したそうで、
『LXV-OT6』ではネジが絞めやすくなったそうです。
「LXV-OT6」で、筐体(シャーシ,ケース)を形成させる
ために必要な「ネジ」の「締め具合」で音質が変化する
(開発者発言)ことは告知に載っていなくても同様です。
コツは緩すぎても締めすぎてもダメで、どの部分も
できるだけ均等に締めるようにして、筐体が歪まないように
すると良いそうです。
(2) 真空管の交換による音質比較(球転がし)
試聴結果をまとめますと
となっています。
付属管球 が ベストマッチ ということには 成らない でしょう。
(3) 出力 DC15V「ACアダプター」の電源
アンプで重要な「電源」は音質上は良くない「汎用型」の
「スイッチング方式」の「ACアダプター」だと推測します。
価格を抑えるために仕方がない仕様だと思います。
ただし「ACアダプター」は、外部電源で整流用トランス等の
漏洩磁束等の影響が小さく音質に影響が少ない利点もあります。
よって「ACアダプター」自体に音質向上対策が出来ます。
いっそのこと「ACアダプター」自体をオーディオ用モデルに
交換することでも音質向上が期待できます。
(4) その他
本誌には「コンデンサー」等を交換する改造方法が載って
いるようです。私は半田の作業は好きではなく、壊し兼ねない
ので、実施しませんが自己責任で試すことが出来ます。
(保証のない 付録キット ならではの改善対策)
参考にしたページ は
「快音!真空管サウンドに癒される(ONTOMO MOOK Stereo編)」に、LUXMAN:LXV-OT6 真空管ハーモナイザー・キット の付録が付く!!
◎ 特 徴
・CDの音を柔らかく艶ある濃い音に変えるアクセサリー
・再生機器とアンプの間に RCAケーブル で挿入する使い方
・ハンダ付け不要、組み立てはドライバー1本で誰でも可能
・見た目も考慮したシャーシ(ケース)まで含む完成度
・真空管 12AU7 の倍音(偶数次歪み)のみ追加で快音化
・高級ブランド LUXMAN が市販品同等の開発と製造を担当
2017年には「Stereo誌」編集部では「プリント基板」を使った、
オーディオ用付録 を企画しませんでしたが、2018年に入って MOOK誌
『ONTOMO MOOK Stereo編』に企画を移動させて発売されます。
最初に驚いたことは、MOOK誌の定価 で 13,000円(税別)と、
今まで「ステレオ誌」で頑(カタク)なに守っていた、月刊誌の
定価 4,000円 未満 の 3倍強の定価 に跳ね上がっていました。
ハッキリ言って、雑誌の付録 とは、普通に呼べないモノになりました。
しかし、悪い内容だけではなく、キットには シャーシ(筐体・ケース)が
含まれており、それを考慮しますと「真空管」採用と シャーシ付き なら、
現状の国内経済環境で、13,000円(税別)は、高コスパ だと思います。
「真空管ハーモナイザー」とは?
オーディオ機器市場でほとんど見ることはない アクセサリー なので、
人によって定義は異なりますが、
『LXV-OT6』を使った 遊び方
「キット」なので市販完成品とは異なり、オーディオで音質の追求する
ための 遊びが出来ます。
(1) 組立時の「ネジ」の締め具合
付録「キット」製品だけとは限りませんが、筐体(シャーシ,ケース)
を形成させるために必要な「ネジ」の「締め具合」で音質が変化する
(開発者発言)そうです。
コツは緩すぎても締めすぎてもダメでどの部部もできるだけ均等に
締めるようにして、筐体が歪まないようにするといいそうです。
(2) 真空管の交換による音質比較(球転がし)
持っていて沢山使われましたので、
以上より「高忠実度再生(Hi-Fi)」を目指しているあなたには
無用のアクセサリーですが、
高音質よりも、加工されていても聴き疲れのしない音を
お薦めできるそうです。
参考にしたページ は
Stereo誌編集部 付録スピーカー 2017 これならできる 特選スピーカーユニット パイオニア編 「鳥型BH コサギ」が話題です。
これならできる 特選スピーカーユニット
定価 ¥3,780(8%税込)、 2017年7月19日発売
【特別付録】付録初! Pioneer×Stereo企画
・OMP-600 6cmフルレンジ・スピーカーユニット×2
◆ ONTOMO MOOK Stereo編 (オントモ ムック ステレオ編)
これならできる 特選スピーカーユニット
定価 ¥4,968(8%税込)、 2017年7月19日発売
【特別付録】昨年ステレオ誌付録 M800 を改良進化
・OMF800P 8cmフルレンジ・スピーカーユニット×2
◎特 徴
・ステレオ2016年8月号付録「M800」から進化した高音質
・フェーズプラグ&金属振動板採用8cm径フルレンジ
・フェーズプラグにより、高音域のf特・位相 を制御
・エンクロージャーは「M800」と同等品が流用可能
2017年は「Stereo誌」ではなく『ONTOMO MOOK Stereo編』のMOOK誌
『これならできる 特選スピーカーユニット Pioneer編/Fostex編』に
自作用スピーカーユニットを付録にしていました。
解説・設計・工作方法の記事は『パイオニア編』に載っていて、
試聴レビュー記事は「ステレオ2017年8月号」に載っています。
※) BH(Back-loaded Horn speaker):バックロー(テッ)ド ホーン
「コサギ」の特徴は、
・自作スピーカーの傑作モデル「D-101:スワン」の「鳥型BH」
・「鳥型BH」の複雑なホーン音道をシンプル化して作り易く設計
・フロア・スタンディング型 だが「スワン」のように場所を取らない
・「スワン」より小型ユニットなので、点音源再生の理想で上回る
・『OMP-600』の特徴で ~40kHz のハイレゾ準拠高音域再生達成
・欠点の低音域の伸びは必要とする 50Hz までの伸びを確保
となっています。
「鳥型BH」の特徴は、
・小型フルレンジ一発で、中音域重視・点音源再生の理想を追求
・フルレンジなので、必ず音質劣化を起こす ネットワーク がない
・空気室のヘッド部が小型密閉箱の小ささで擬似点音源再生を実現
・2本のスピーカーの軸上の交点で聴くスタイル(ステレオの原点)
・BH によって低音域の音圧を確保、さらに微小信号再生を実現
となっています。
「鳥型BH」の設計方針は
※) 引用、「D-101a:スワンa」のスピーカー工作記事より
以上より「コサギ」について、上記を勝手にまとめますと、
{音場再生・実使用上ワイドレンジ感 で「スワン」等を上回り、
音色・音質も本格Pioneer製ハイファイユニットなので優秀です。
しかも、作り易くてセッティング等の使い勝手が良いスピーカー}
となります。
発売後に『OMP-600』搭載の自作 スピーカーモデル の試聴会が、
数回開催されたそうです。
「ステレオ2018年 2月号 P.71」に工作紹介記事が、
「板取図」と「組立図」そして「工作時の注意事項」が
掲載されていました。
しかし記事「バージョン1.0」上の「設計」「図面」等に
設計ミスがあり、その対策中? のような状態でした。
その後「月刊ステレオブログ:2018年1月29日」の記事、
{炭山アキラ氏設計バックロードホーン「サマリー」改定版図面}
がアップされました。
その記事によりますと「サマリー:バージョン1.0」の図面から
・一部の取付位置の数字が脱落してしまっていたのを修正
・バッフル裏の空間を余り板から取った部材で埋める設計修正
を追加した「バージョン1.1」に書き換えた図面が載っていました。
なお「サマリー」の音質(Ver.1.0 と 1.1 で差はほぼ無い)は、
と載っていました。
参考にしたページは
フォステクス(Fostex)数量限定販売ユニット FE208-Sol が発売、頂点を目指してBH型に特化した高音質 20cmスピーカーユニット
Solの継承 圧倒的なDレンジ
20cm口径フルレンジ スピーカーユニット
標準価格:¥37,800 (8%税込)/1台
2017年9月下旬販売・・・好評により12月末に追加販売
FE208-Sol 20cm口径フルレンジ スピーカーユニット は、
伝説の 最強限定ユニット? 6N-FE208SS:1996年11月発売 を
オリジナルとして、
アルミダイキャスト・フレーム FE-Solシリーズ の
現代技術 を注入して開発された、
最新仕様の 超強力フルレンジユニット です。
雑誌等では 超強力 20cmフルレンジユニット の発売は、
21年ぶりと謳っていますが、
モデルを発売しました。
大型アルニコ磁石で、FE208ES を超える磁気回路に
強化して
ボイスコイル直結センターキャップ を搭載したモデルの
超々強力 20cmフルレンジユニット を発売しています。
長岡氏 は 2000年5月29日 にお亡くなりになりましたので、
その後に発売された FE208ES-R は伝説に入れず、
FE208ES は最後に使ったユニット(約3ヶ月弱)ですが、
十分なお披露目をされていないことと、
振動板形状 が ダブルコーン型 でないと、考えれば、
6N-FE208SS が、伝説上、ダブルコーン型 の
最強ユニット と呼んでも構わないかもしれません。
(ただし長岡氏はBH型で使っていませんでした。)
FE208-Sol は、超強力磁気回路だけでなく、
FE-Solシリーズ 限定BH専用ユニット
FE108-Sol と FE88-Sol の技術も継承しています。
FE208-Sol の特徴は、
1)ESコーン振動板を軽量・高剛性化した 2層抄紙ESコーン
2)高剛性アルミダイキャストフレーム(FW208HS と共通)
3)ダンパー等のハイコンプライアンス・リニアリティー向上
4)磁気回路の低歪化(銅キャップ)・強化(φ180mm 2枚重ね)
5)FE20cm口径伝統のダブルコーン型振動板
6)ボイスコイルボビンの高剛性化による高音域の改善
7)コーン紙・ダンパー・ボイスコイルを同一点で3点接着
8)ファストン 205金めっき端子 で 配線電線 と確実な接合
9)先鋭度 Q0 = 0.15 と BH型以外では低音が得難いユニット
となっています。音質上の特徴は、
<A> 圧倒的なダイナミックレンジ
<B> 100[dB]を越える出力音圧レベル
<C> 繊細で表 現力豊かな音楽再生を実現
<D> 中域の明るく張りのある音色
<E> 立ち上がりが良く切れのある高音
<F> 厚みのある低音の再生
と "新製品のご案内" 等に載っていました。
次に定価についてですが、
FE208-Sol(定価:@35,000 税抜)は、
1996年11月発売の前モデル
6N-FE208SS(定価:@25,000 税抜)より、
販売価格が約40% 価格が高くなっています。
円安 等、現状の経済状況から考えますと、
投入されていますので、コストパーフォーマンスは
高いと私は感じました。
今回は数量限定販売でなく、注文生産販売 となっています。
定価が、20万円 と今までより高額で、保管場所も大きく必要と
なりますので、余剰在庫を抱えたくなかったのでしょう。
○ BK208-Sol BH型 SP-BOX ¥200,000(税抜/1台)
今までより、数倍高額ですが、サイズが大きくなった分の板材量を
使っていますので、特に高価になったということは有りません。
ハイエンド機と思えば、最近のそれらと比較しても割安感があります。
必要とします。
参考にしたページは
ステレオ編集部 付録スピーカー 2017 これならできる 特選スピーカーユニット パイオニア編/フォステクス編 を、購入しました。
【特別付録】付録初! Pioneer×Stereo企画
・OMP-600 6cmフルレンジ・スピーカーユニット×2
● ONTOMO MOOK Stereo編
2017年版スピーカー工作の基本&実例集
予価:¥4,320(8%税込)、 2017年7月19日発売
【特別付録】昨年ステレオ誌付録 M800 を改良進化
・OMF800P 8cmフルレンジ・スピーカーユニット×2
★特 徴
・ステレオ2016年8月号付録「M800」から進化した高音質
・フェーズプラグ&金属振動板採用8cm径フルレンジ
・フェーズプラグにより、高音域のf特・位相 を制御
・エンクロージャーは「M800」と同等品が流用可能
● ONTOMO MOOK Stereo編
予価:¥4,899(8%税込)、 2016年7月19日発売
【特別付録】凄いぜ! メタル対応
進化した音の醍醐味を満喫せよ!
・ステレオ2016年8月号付録 メタル振動板8cmフルレンジ
M800 専用エンクロージュア・キット×2
{小型のエンクロージャーで使ってもしっかりとした低音が出せることを
目指し、小型スピーカーでありがちな "引っ込んだ音" を避けて、押し
出し感をのある音に仕上げ、至近距離でハイレゾ音源を楽しめること }
『OMF800P』のコンセプトは{去年の「ステレオ2016年8月号 付録 M800」
が性能も良く評価が高かったので、その「M800」をより進化させたものが
作れないか 模索して、完成させたもの }
としたそうです。
しかし、今年もスピーカークラフトが出来ない状態に陥っています。
コレクションして終わりそうです。それも仕方ないことだと思います。
どちらかでも作ってみたいですが、時間が上手く作れません。
今年で8回目のスピーカー自作用付録になります。
ちなみに「ステレオ誌告知広告」では、
{ 夏恒例の大好評 "スピーカー工作" 第7弾 }と
載っていましたが、
実際には、"第8弾" で、ステレオ編集部は、数え間違えてる、
お茶目な広告を載せていました。
なお「ONTOMO MOOK Stereo編」としてなら、最初の
「ステレオ2010年7月号 付録 P650 スピーカーユニット・キット」用
「スピーカー工作の基本&実例集」企画が生まれていませんでしたので、
個人的には、"第8弾" が、正しいと思います。実際には、どうでも良い
"ささいな言葉" の表現ミスですが、将来、勘違いで、
とんでもないことになることも、ありうるので、気を付けて欲しいです。
一応、購入しましたが、実物の確認をしていません。orz
今年は、猛暑です。しかも、エアコンの扱いを注意しないと体を壊し
かねない年齢になってしまいましたので、エアコンにも頼れません。
取り出した時に、汗の一滴でも『OMP-600』『OMF800P』に落として
しまいますと取り返しのつかないことになってしまいます(大袈裟?)
ので、興奮が収まったころに、確認しようと思います。
つまり、一種のコレクターとしての欲望は果たしましたので、
それで終わりになってしまう可能性もあります。毎年、さして変わらない
「スピーカー・ユニット」を特別に販売されてもワクワク感がありません。
そうは言いましても「雑誌付録スピーカーユニット」という、
色々制約された条件で、毎年企画を立てて、少しでも高音質を目指した、
それら「スピーカーユニット」は、単なる、ただ遊ぶための "おまけ"
として扱っては、非常にもったいないと私は思います。
ようするに「市販廉価完成品」は、高コストパフォーマンスの商品ですが、
高音質追求の「自作スピーカー」には、音質に関しては到底かなわない
ということです。 製作者に十分な知識と工作技量を必要としますが・・・
それらの情報は「ステレオ2017年8月号」にも一部(全体は大きい情報量)
掲載されています。
{一時「完成品がこれだけ安くいい音で入手できるのに、
クラフトなんて無意味」という声が多かったが・・・}とありますが、
私は「完成品がこれだけ安くいい音で入手できる」という進歩は、
明らかなので認めますが、必要十分な "いい音" とは、一切、
感じていません。
「クラフトなんて無意味」などと抜かす方々は、自分の聴感能力の
未熟さを知らない「オーディオ・マニア」や「オーディオファイル」とは
呼べない "烏合の衆" に近い方々(影響力は大きい)だと思われます。
「ステレオ誌」は、それらの方々を十分 "啓蒙" できていないのだと、
私は思いました。私としては非常に残念なことだと思います。
しかし、編集者の中にも "サラリーマン編集者" がいて、
その辺りが全然分かっていない方がいるようなので、
仕方のない現実だと理解して、受け入れるしかありません。
参考にしたページは