オントモムック ステレオ編 これならできる特選スピーカーユニット 2022年版マークオーディオ編:付録 Markaudio製 6cmフルレンジ・スピーカーユニット OM-MF4-MICA について。
◆ ONTOMO MOOK Stereo編 (オントモ ムック ステレオ編)
これならできる 特選スピーカーユニット
2022年版 マークオーディオ編
予定販売価格: 7,975円 (本体7,250円+10%税込)
予定 発売 日: 2022年 9月15日 [木]
【特別付録】Markaudio×Stereo編 第4弾!
●6cm フルレンジ・スピーカーユニット× 2
・マイカ入りペーパーコーン振動板
・モデル名: OM-MF4-MICA
◎特 徴
・2022年版: OM-MF4 の 雲母入紙製コーン仕様
・超ワイドレンジ に 高反応 を、追加した 音
・OM-MF4 の利点は、そのまま継承した 改良品
(片道 4 mm ロングストローク,強力磁気回路)
・マークオーディオの初量産の紙コーン振動板
◆ ONTOMO MOOK Stereo編 (オントモ ムック ステレオ編)
これならできる スピーカー工作 2022
予定販売価格: 8,800円 (本体8,000円+10%税込)
予定 発売 日: 2022年 9月15日 [木]
【特別付録】
・マークオーディオ製
6㎝フルレンジ・スピーカーユニット
OM-MF4-MICA 対応
エンクロージャー・キット(ペア)
◎特 徴
・低音域の"伸びと量感"を強化するDB型採用
・DB(ダブルバスレフ)型は2段のバスレフ型
で、小型ユニットで低音が楽しめる音を実現
・ダクトを設けないエンクロージャー設計で、
初心者にも、単純で組み立て易い箱のキット
・オーディオアクティビスト 生形三郎氏 設計
月刊ステレオ誌 2010年7月号:工作特集号 から、
年に一回、自作用スピーカーユニット が付録になる企画
が始まりました。 そして 2017年 に 付録 が高額になっ
たため『ONTOMO MOOK Stereo編』
に 引っ越し、しました。
そのムック誌
『これならできる 特選スピーカーユニット』
の 付録ユニット は、有名 Hi-Fi スピーカーブランド が
"付録" のために規格・開発した "高性能" かつ "高CP"
な自作用スピーカーユニット に変貌して、現在まで続いて
います。
今年の 2022年版 では「マークオーディオ(Markaudio)」
が担当していて、2018年,2019年,2020年 に続いての
第4弾 の付録となりました。
今年の OM-MF4-MICA: 付録スピーカーユニット は、
マークオーディオとして 第3弾(2020) となった、
付録スピーカーユニット OM-MF4: 6cmスピーカーユニット
を基に、同ブランドの設計理念となる
「軽量ムービングマス
(振動板系の質量を軽くして信号の反応速度を上げる)」
を極めるために、
硬くて歪みが少ないが、やや重い OM-MF4 の金属コーン
を、十分に硬い(マイカ入)ペーパーコーン に変更して、
質量を 20 %以上 の軽量化を達成したそうです。
そして OM-MF4 の特徴だった、
・片側方向 4 mm の ロングストローク設計 で 低音強化
・OM-MF5(2018付録:8cm)同等の磁石による強力磁気回路
・複数個使用で扱い易い 8 Ω 仕様
は継承しています。
その結果 OM-MF4-MICA は、
「反応が良く、クリアで切れのいい音」
になったと マークオーディオ は発表しています。
今年の
OM-MF4ーMICA 用
(純正品) エンクロージャー・キット
が 付録となる ムック誌
『これならできるスピーカー工作2022
特別付録:
OM-MF4-MICA 対応
エンクロージャー キット』
ですが、
オーディオ専門誌などで、精力的に記事を載せている
生形三郎氏 が、設計した ダブルバスレフ方式 の
エンクロージャー が付録となりました。
去年の「OM-OF101:オンキヨー製 10cm フルレンジ」
の時には、ムックの寸法サイズ では板材が足りなく、
板厚が薄くなり、開発で相当苦労したようですが、
今年は
『OM-MF4ーMICA:Markaudio製 6cmフルレンジ』
と、ユニットが小型になり、板材もそれなりに余裕が
あったのか? 一般バスレフ型 の 2.5倍 ~ 5.0倍 の
内容積を必要とする ダブルバスレフ方式 を
発表しました。
さらに組み立て作業上、
結構面倒になる バスレフ・ダクト
(管のこと) を省略する
ことで、組み立て作業を減らし簡単
に
組み立てできる構造となっています。
ダブルバスレフ方式・エンクロージャーの
メリットは、
・低音域の伸びを 一般的バスレフ型 より伸ばせる。
で、小型スピーカーの弱点である低音域再生を強化した、
ワイドレンジ再生可能なスピーカーシステムとなります。
また、優れた低音再生の実現はマニアの重大な目標です。
ダブルバスレフ方式 のデメリットは、
・エンクロージャーがバスレフ型の倍以上大きくなる。
・耐入力が、低音域で振動板が大きく揺れて低くなる。
・共振増幅が2段なので、緩い低音再生になりやすい。
・オーバーダンピングのユニットは、原則使えない。
です。 しかし、振動系が低音再生のために適度に重く、
耐入力が高く、かつ磁気回路が強力なスピーカーユニットを
使用することで、実使用上のデメリットは問題なくなります。
OM-MF4-MICA は、低音再生重視設計で、かつ
強力磁気回路(力強く低音域を駆動)を採用、ロングストローク
による耐入力が高いユニットなので、ダブルバスレフ方式に
向いているユニットとなります。
付録(付録と考えられない本格ハイファイ仕様?)
と言えども、2冊のムック誌共、本格ハイファイ再生を
基本としているグッズなので、どのような音を再生出来る
のか?大変楽しみになります。
参考にしたページは