DigiFi No.20,No.19(デジファイ №20,№19) No.19付録 8cmユニット発売中、No.20付録 スーパートゥイーター発売予定 連続付録で ハイレゾ対応スピーカーの完成。

別冊Stereo Sound DigiFi No.20 (デジファイ №20)
    特別定価 ¥4,980(8%税込)発売日:2015年11月30日 予定
    (以下、DF20SDSTW と略す場合があります)

  【特別付録】18mmポリエステル ソフトドーム型 スーパートゥイーター(ペア)
   Olasonic{オラソニックが設計・生産、超高音域再生にこだわり40[kHz]まで
   再生可能FostexPT20(K)」に挑戦、交換可能な付録スーパーツィーター

別冊Stereo Sound DigiFi No.19 (デジファイ №19)
    特別定価 ¥3,780(8%税込)発売日:2015年 8月31日
    (以下、DF19FRSPU と略す場合があります)

  【特別付録】8cmグラスファイバー振動板 フルレンジスピーカーユニット(ペア)
   Olasonic{オラソニックが設計・生産、ワイドレンジ化にこだわり低音域を
   伸ばした FostexPW80(K)」 に挑戦交換可能な付録 フルレンジ スピーカーユニット

 *)DigiFi{デジファイ}2号連続で、特別付録スピーカーユニットが付きます。
     第1弾 付録:No.19 ハイレゾ対応 8cm フルレンジ スピーカーユニット、
     第2弾 付録:No.20 ハイレゾ対応 ソフトドーム型スーパートゥイーター

   と、残りは、エンクロージャー(スピーカーボックス)を用意すれば、
   「ハイレゾ対応2ウェイ・スピーカーシステム」が完成します。

ヘッドフォンアンプ(デジファイ№10付録)
パワーアンプ(デジファイ№7,13,17付録) など、
これまで『DigiFi』では、幾つか特別付録を読者に提供してきましたが

今回の付録はついに、本格オーディオで、一番重要なコンポーネントに相当する
スピーカーシステムのユニット(SPユニット)が2号連続/2way 構成で、
企画され、発売を始めています。

オーディ雑誌の付録スピーカーユニットの定番といえば
音楽之友社:ステレオ誌」が近年の恒例で、夏季の年1回、
発売発売されますが、

それに、ステレオサウンド別冊『DigiFi』が挑戦していることになります。

読者の立場からいいますと、同じようなユニットの販売は、"二番煎じ" なので、
物欲が湧き上がりませんが、

今回のデジファイのユニットは、音質傾向が「ステレオ誌付録」
全く別方向の味付けで、既に発売されている
「No.19付録 DF19FRSPU」を試聴したところ、

全く異なる音色で、
「ステレオ2014年8月号付録 PT20(ツィーター),PW80ウーファー)」
のスピーカーと音源ソースの相性によって選んで
交換して使ってよい、楽しい付録だと思います。

 『デジファイ』には読者に隠している事情?があって、
載っていませんでしたが、今回の付録は、

「No.19付録:8cmフルレンジユニット
「ステレオ2014年8月号付録:PW80ウーハー

「No.20付録:スーパーツィーター
「ステレオ2014年8月号付録:PT20ツィーター

とエンクロージャーに装着する場合の
取付用寸法が同じ「取付互換性」を持たせて
いました。

  (注1:「PT20」と「PT20K」、「PW80」と「PW80K」は、
      「付録」か「市販品」の違いがあるだけで、同一モデルです)

 「DF20SDSTW」などは、ワザワザ強力な「ネオジウム磁石」で、
ユニットの大きさを小型化して、2ウェイ等の場合に、

バッフル面にある「ウーファー」と「ツイーター」の軸をなるべく近づけて、
再生帯域の分離を緩和させて、

  (注2:「ネオジウム磁石」は「ネオジム磁石」と同じ「磁石」です。以前は、
      「ネオジウム磁石」と呼んでいました(発明者がそう呼んだ?)が今は
      「ネオジム磁石」と呼ぶように「日本科学学会」が推奨しています。
      オーディオ関連の製品では商標となった「ネオジウム磁石」と呼ぶ
      方が多い気がします。ソニーに関係のある場合は特にそうです?  )

少しでもタイムドメイン理論の理想に近づけようとして設計しているのに
関わらず、着脱式のフランジ(外周フレーム:サイズの大型化)によって、
エンクロージャー取付部分を「Fostex:PT20(K)」と同じ寸法形状にして、

「PT20K」が取付可能なスピーカーボックスに「DF20SDSTW」が取付出来るように
設計されています。

この構造は「スピーカー自作」を趣味としないオーディオ入門者のような方々への
配慮で、結構手間の掛かるエンクロージャー工作(特にユニット取付穴加工)を、
行わななくても、

少しでも種類の多い市販品スピーカーボックスに取付可能にすることで、
お手軽・簡単に「DF20SDSTW」の音を楽しめるように、使い方の工夫をしています。

そこで、気が付いたのですが「DF19FRSPU」も、実は2ウェイを構成する場合に
「PT20(K)」とペアになるウーファー「PW80K」と

エンクロージャー取付部分を同じ寸法で設計しているかもしれないと思って、
調べたところ、推測通り「DF19FRSPU」も「PW80K」と「取付互換性」がありました。

つまり「DF19FRSPU」も「PW80K」が取付可能なスピーカーボックスで使えるように、
設計されていたことが分かりました。
具体的な「PT20K+PW80K」用市販品スピーカーボックスを挙げますと、

 1)Fostexフォステクス):P2080-E ダブルバスレフ型スピーカーボックス
 2)Fostexフォステクス):P802-E マルチアンプ方式対応スピーカーボックス

になります。

「P2080-E」は「ダブルバスレフ(以下DB)型」という特殊なエンクロージャー形式で
ネットワークも内蔵されたスピーカーボックスです。

「PW80K」用としては「DB」型なので、内容積が大きくて、
8cm口径スピーカーユニットでは、
普通は考えられない重低音再生を実現させる方式です。

低音を増強させるダクトのチューニングが「PW80K」に合わせてあり、
ユニットに供給する電力信号を周波数で分割するネットワークも
「PW80K」と「PT20K」用なので、

「DF19FRSPU」と「DF20SDSTW」には、多少、相性が合わない可能性がありますが、
「ダクト」に吸音材を詰めるなどのチューニングをすれば、"使える"と思われます。

「P802-E」は、PW80K」+「PT20K」+「EN15:チャンネルデバイダー」を使った
マルチアンプ方式(究極のスピーカー駆動方式?)を安価で実践できるように、

ユニット毎にスピーカーケーブル端子(ツィーター用とウーハー用の2個)を付けた、
「バスレフ型」スピーカー・ボックスです。

「P802-E」も「ダクト」のチューニングは「PW80K」に合わせてありますので
「DF19FRSPU」の場合、中低音が過多でアンバランスな再生音になりますので、
ダクトに吸音材を詰めて「密閉型」にして再生すれば、まともな音になります。

他の対策で、ダクトに、詰め物(例:木材の棒や粘土等をダクト内で固定)で、
ダクトの断面積を減らして、共振周波数を下げるチューニングが出来れば、
さらに良いと思います。

ネットワークに関しては、マルチアンプ方式対応なので、
「EN15:チャンネルデバイダー」を使って、2chアンプを2台にして使う方法が
前提となる使用方法ですが、

「DF20SDSTW」に付属するコンデンサー(音質アップ目的で、
同じ容量値の高級コンデンサーに交換でもOK)を使うのも良いと思います。

あるいは、本格的な「12dB/oct.型ネットワーク」をスピーカー外部に設けても
"面白い"と思います。

 ちなみに「DigiFi(別冊ステレオサウンド)」の公式ウェブサイトの
オンラインショップ「Stereo Sound STORE」で発売している。

アルミ金属製の高級エンクロージャー(コスパは悪くはない)が小型「密閉型」
なので、察しの付く方は分かると思いますが、「DF19FRSPU」と「密閉型」は、
相性が良いことは、明らかです(仕様の規格値からも分かります)。

しかし、小型「バスレフ型」との相性は今一つ(中低音域の音量過多になる)
なので、小型「バスレフ型」の低音増強の仕事をしている
「ダクト(エンクロージャーにある内部と外部が繋がっている管の穴)」を

塞いで小型「密閉型」に変更(中低音域の音量を減らす)する「使い方」は
「DF19FRSPU」の場合、周波数帯域(高音・中音・低音)の音量バランスを
整えるために、非常に有効な手法の一つになります

参考にしたページは、