NS Amormet Core(アモルメットコア)は、圧倒的なノイズ対策効果を実現するエポックメイキングなオーディオアイテムです。

 既存のオーディオ・ケーブルに通すだけ
圧倒的ノイズ対策効果実現する
リング型ノイズフィルターコア

オーディオ用パーツを使ったオーディオアクセサリーを開発・販売
している「株式会社 中村製作所(NS)」
企画・開発して発売しています。

購入先は主に

「株式会社 中村製作所 公式ウェブサイト」
「オントモビレッジ・ネットショップ」
「有名オーディオ専門ショップ」
楽天市場Joshin web」

などで、発売しています(2017年6月 現在)。

★ 中村製作所 NSシリーズ
  アモルメットコア ノイズフィルター

NSシリーズ(コモンモード専用)

  ○ NS-095B
    ・ 外形寸法:φ 9.0±0.5 mm、穴径:φ 5.5 mm
    ・ 厚さ: 8.0mm、カラー:ブラック(保護カバー無)

  ○ NS-115  
    ・ 外形寸法:φ12.0±0.5 mm、穴径:φ 5.0 mm
    ・ 厚さ: 7.0mm、カラー:ホワイト(保護カバー有)

  ○ NS-145  
    ・ 外形寸法:φ14.0±0.5 mm、穴径:φ 6.5 mm
    ・ 厚さ: 7.0mm、カラー:ホワイト(保護カバー有)

  ○ NS-221  
    ・ 外形寸法:φ22.5±0.5 mm、穴径:φ10.0 mm
    ・ 厚さ:12.0mm、カラー:ホワイト(保護カバー有)

  ○ NS-285  
    ・ 外形寸法:φ28.0±0.5 mm、穴径:φ14.0 mm、
    ・ 厚さ:13.0mm、カラー:ホワイト(保護カバー有)

  ○ NS-295
    ・ 外形寸法:φ28.0±0.5 mm、穴径:φ16.0 mm、
    ・ 厚さ:13.0mm、カラー:ホワイト(保護カバー有)

NSTシリーズ(コモンモード/ノーマルモード両用)

  NST-105  
    ・ 外形寸法:φ10.5±0.5 mm、穴径:φ 5.0 mm
    ・ 厚さ: 6.5mm、カラー:ベージュ(保護カバー有)

  ○ NS-159  
    ・ 外形寸法:φ15.0±0.5 mm、穴径:φ 6.0 mm
    ・ 厚さ: 9.0mm、カラー:ベージュ(保護カバー有)

  NST-198  
    ・ 外形寸法:φ19.0±0.5 mm、穴径:φ 8.0 mm
    ・ 厚さ:10.0mm、カラー:ベージュ(保護カバー有)

  NST-241  
    ・ 外形寸法:φ24.0±0.5 mm、穴径:φ10.0 mm、
    ・ 厚さ:12.0mm、カラー:ベージュ(保護カバー有)

 リング状コアの自作ケーブル用として発売しているのは、
オーディオ用電源テーブルタップ のような製品版で発売すると、
高額なオーディオアクセサリー となってしまい、

多くの方が アモルメットコア の音質改善効果を実際に
活用できないだろうという思いから、ワザワザ利益率の低い
自作ケーブル用パーツという形態で発売に至ったそうです。

 音質改善効果は、今まで対策方法がなく放置されてしまって
いた コモンモードノイズ(±極の導線に同方向に流れるノイズ)
に絶大なノイズ除去効果を発揮し、

しかも、今までのクランプ型フェライトコアで、
後から電線に外側から挟む形のEMIノイズフィルターとは異なり、

元の音声信号等に音質を劣化させるような損失を与えません。

一番簡単に、アモルメットコアの効果を確認する方法は、
オーディオ用スピーカーケーブルで、

スピーカーのターミナル直前に取り付ける方法があります。
オーディオケーブルで、1,000円戦争? と呼ばれた、

約 1m/1,000円 の オーディオ用スピーカーケーブルなら、
0.75sq~1.5sq 位の導体断面積の太さで、

{NS-115:φ5.0mm}~{NS-145:φ6.5mm}の穴径の
アモルメットコア が使用できますので、
コストパーフォーマンス良く、音質改善効果が確認できます。

私の試したところ、定価 約10万円アンプで、スピーカー
ケーブルに装着した場合に、音質が定価 約40万円アンプ
で鳴らしているのと匹敵する高音質激変しました。

電源ケーブルで、一極辺り 2.0sq 位の、導体断面積の電線なら、
2極{LINE(黒) と NEUTRAL(白)}をアモルメットコア に
通すなら{NS-145:φ6.5mm}で可能で、

オーディオ/ホスピタル・グレードのコンセントプラグ内部に
装着できます。
しかもアモルメットの効果を一番発揮し易い使い方になるそうです。

これも SACDプレーヤー で試したところ、今まで、音が良いと
言われていたシングルレイヤーSACD}ハイブリッドSACD
との音質差が、シビアに聴いて、やっと分かる状態でしたが、

アモルメットコア付電源ケーブル に交換したら
シングルレイヤーSACDの方が、明らかに1ランクは上
音質であることが、一聴 して分かりました。

 応用場所を考えれば、色々なところで使用出来て、
同じオーディオシステム内で、複数個所で使っても、
システムの音質は劣化しないそうです。

 ステレオ・イヤフォンヘッドフォン のミニプラグの
外径サイズが、φ10mm 未満 ならば{NS-221:孔系 φ10.0mm}
が使えます(私のイヤホンは{プラグ外径 φ8.0mm})。

最後NSTシリーズ がありますが、コモンモードノイズ用
というより、電源ケーブル等で ノーマルモードノイズ用 として、
NSシリーズ と組み合わせて使うと、

さらに音質をアップさせる ノイズフィルター として完成度が
上がるとメーカーでは言っています。

コモンモードノイズ用で使いますと、音が甘くなるそうで、
刺激的で耳障りなシステムの場合、スピーカーケーブル用として
使うと、高音質で、聴き易い音質に変わるかもしれません。

参考にしたページは

フォステクス(Fostex)数量限定販売ユニット FE88-Sol が発売、バスレフも楽しめるダイカストフレームの高級高音質フルレンジ

フォステクスFostex) FE88-Sol(8Ω)
  DNAの継承 進化の系譜
  8.5cm口径フルレンジ スピーカーユニット
  標準価格:¥12,960 (8%税込)/1台 2017年2月中旬販売

 FE108-Sol の開発理念と独自技術を継承した
新たに開発されたスペシャルユニットだそうです。

しかし FE108-Sol は FE103 発売50周年記念 FE103-Sol
技術を継承した、アルミ・ダイキャスト・フレーム
高級10cm口径BH専用化したフルレンジ でしたが、

FE88-Sol は、前回発売された FE83-Sol技術を継承した
アルミ・ダイキャストフレーム高級 8cm口径BH専用化した
フルレンジ ではありません

それはFE88-Sol8.5cm口径 で、FE83-Sol8.0cm口径
名乗っていますので、明らかに、あなたにも分かると思います。
(モデル名を FE88.5-Sol とするのは、格好が悪い?)

つまり FE88-Sol は、FEシリーズ限定BH専用ユニット FE108-Sol
2004年に発売された ラジアル抄紙ESコーンを限定ユニットで
初めて採用したことを特徴とする FE88ES-R技術を継承しています。

 FE88-Sol特徴は、

  1)ESコーン振動板を軽量・高剛性化した 2層抄紙ESコーン
  2)高剛性アルミダイキャストフレーム(FE88ES-R と同様)
  3)ダンパー等のハイコンプライアンス・リニアリティー向上
  4)磁気回路の低歪化(銅キャップ)・強化(φ85mm2枚重ね)
  5)メカニカル 2Way センターキャップ(伸びある高音域)
  6)ボイスコイルボビンの高剛性化による高音域の改善
  7)コーン紙・ダンパー・ボイスコイルを同一点で3点接着
  8)ファストン 205金めっき端子
  9)先鋭度 Q0 = 0.45 と バスレフ型でも使用可能な万能型

となっています。音質上の特徴は、

  <A> クオリティーの高い中高域(限定FEシリーズの特徴)
  <B> 繊細で表現力豊かな音楽の再生
  <C> 中域の明るく張りのある音色
  <D> 立ち上がりが良く切れのある高音
  <E> 厚みのある低音の再生

"新製品のご案内" 等に載っていました。

 以上の特徴は 2004年3月 に発売された FE88ES-Rフレーム
磁石を使って、FE108-Sol2層抄紙ESコーン
低歪み磁気回路などの Sol(ソル)開発技術継承しています。

 旧:FE88ES-R は、大人気だった 限定 8.0cm口径 6N-FE88ES
音質グレードアップを目的に、徹底的に根本から見直して、
当時の 限定FEシリーズ の最新技術投入した限定ユニットですが、

根本のユニット口径(8.0cm)自体も 8.5cm 口径と、
全く別シリーズスピーカーユニットとして発売されました。

そのおかげで、それまでFostex さんには、存在しなかった
サイズのユニット口径なので、

エンクロージャ(スピーカーボックス、以下 SP BOX )の設計
(初心者には難しい)から始めないと、試聴すら出来なかった
手本となる SP BOX 作例の公開数が少なかったことと、

さらに原価コスト(フレーム金型費、特別な先端技術)が掛かり過ぎ、
定価は、12,600 税抜 と 次の限定ユニット 鉄板プレスフレームの
16cm口径 FE166ES-R(定価 @12,000 税抜)より

高額な限定ユニットであったことで、多分、音質評価が高かった
ラジアル抄紙振動板を最初に搭載した限定ユニットなのにも拘らず、
人気は出ず、表舞台から遠ざかっていた限定ユニットでした。

 その FE88ES-R後継モデルとして登場した? FE88-Sol ですが、
定価は、同様のユニットフレームを採用した FE88ES-R と MG850  の
おかげで、金型費用が減価償却済みになったのか?

FE88-Sol(定価:@12,000 税抜)は、2004年3月発売の前モデル
FE88ES-R(定価:@12,600 税抜)より、販売価格が安くなっています。

一方で、企画上技術の継承元の上級機に相当する
FE108-Sol(定価:@19,000 税抜)は、2010年3月末発売の前モデル
FE108En-S(定価:@13,800 税抜)より、
約38% 価格が高くなっています。

なんと、円安 等、現状の経済状況から考えますと、普通は価格上昇する
ハズの後継機種の方が値段が安くなっている "高コスパ"
(コストパフォーマンス)なユニットとして発売されています。

 その "高コスパ" が、私には一番魅力に映りました。

FE88ES-R 欠点となった、ほぼ自分で設計しなくてはいけなかった
エンクロージャー ですが、市販 SP-BOX純正として、

 BK88-Sol BH型 SP-BOX            ¥48,000(税抜/1台)
 YK88-Sol バスレフ型 SP-BOX       ¥34,000(税抜/1ペア)
 BK88-BH(SR/BR) BH型 SP-BOX ¥54,000(税抜/1台)

数量限定(BK88-Sol:200台、YK88-Sol:100ペア)か、
特注生産(BK88-BH)ですが、準備されています。

ちなみに、FE83-Sol取扱説明書掲載作例 SP-BOX
設計元となっているモデルが、

 YK88-Sol:標準バスレフ型 SP-BOX 市販モデル
 BK83-SolBH型 SP-BOX 市販モデル

となっていて、
FE108-Sol専用BH型SP-BOXFE88-Sol向けにデザイン
されたのが、

  BK83-BH(SR/BR)BH型 SP-BOX 市販モデル

となっているようです。

ちなみに (SR/BR) は、仕上げカラー色違いで、

   SR明るい赤系のサンライズレッド
   BR落ちつきのある濃いブラウン

となっています。

にもショップブランド等の 市販 FE88-Sol用スピーカーボックス
幾つか発売されています様なので、諸事情で設計が出来ない方にも
楽しめる、

限定FEスーパーシリーズ のBH型エンクロージャーに使える
フルレンジ・スピーカーユニットとなっています。

参考にしたページは

フォステクス(Fostex)数量限定販売ユニット FE83-Sol が発売、純正スピーカーボックスも完備されました。

フォステクスFostex) FE83-Sol(8Ω)
  Solの継承 8cm口径フルレンジ スピーカーユニット
  標準価格:¥6,040 (8%税込)/1台 2016年9月中旬販売

「飽くことなき独創性、進化する新たな系譜 Solの継承」
言うことでFostexフォステクス)からロングセラー
8cm口径フルレンジユニットFE83シリーズ現行モデル FE83En を、

  1)ESコーン振動板の軽量化・高剛性化(2層抄紙)
  2)ダンパー等のハイコンプライアンス・リニアリティー向上
  3)磁気回路の低歪み化
  4)ボイスコイルボビンの高剛性化による高音域の改善

改良をして、音質を向上、より繊細で表現力豊かな音楽の再生
実現したさせたリミテッドバージョン FE83-Sol が、
2016年9月中旬に発売されました(以下、スピーカーをSPと省略)。

1)~4)による改良で、音質は

 (A)中域の明るく張りのある音色( FE83En の特長)
 (B)立ち上がりの良く切れのある高音
 (C)厚みのある低音再生
 (D)磁気回路の低歪み化で中高域の明瞭感が向上
 (E)伸びのある高音域の再生(仕様上 ~ 40 [kHz])

と向上するそうです。

 以上の特徴 は、2014年4月中旬に発売された
FE103-Sol と、その改良元 FE103En の 関係と特長 を引き継いで、
 FE83En -> FE83-Sol に応用して開発しています。

 FE83シリーズ は、"FEシリーズ最少口径モデル" で、
"平面バッフルからBHまで、あらゆる方式で使いる優れもの"
(自作SPの神様?オーディオ評論家,故:長岡鉄男氏より)
だそうです。

特に人の声(ボーカルもの)はFEシリーズ 中のトップという人もいる。
中音域は、ハイエンドSP機に勝るとも劣らない高音質
であることを、私は体験しています。

しかし、小口径ユニットでは物理的に重低音の再生はほぼ不可能です。
バックロードホーン型(以下BH)、ダブルバスレフ型(以下DB)で
大型化して何とか重低音再生?が可能となりますが・・・

でも一般家庭の小さい部屋(日本家屋の代表的広さ:6畳間)の
リスニングルームでは、必要な低音感を8cm口径ユニットでも
工夫次第で十分再生可能です。

さらに、"ECO"も考えれた未来志向のユニットで、壊れて使われなくなった
エンクロージャーの使い回しが出来きて、グレートアップも可能?
な、ゴミを減らすことの出来るユニットなことは FE103-Sol同じです。

 FE103-Sol と開発上、異なる仕様は、磁気回路
オリジナルモデル:FE83En より、もっと強力になっていることです。

多分、磁石のサイズで希望のサイズが部品として販売されて
いなかったのだろうと推測します。
そのため、より強力な磁石のサイズを選択したのだと思われます。

その影響はエンクロージャーの設計上必要な主な規格値にも表れていて、

 FE83En 先鋭度 Q=0.84 -> FE83-Sol 先鋭度 Q=0.65

と、平面バッフルでは、低音域の量感が、やや足りなくなる仕様に
代わっています。
(平面バッフルに適するユニットの条件の一つ Q > 0.7

 最近Fostex限定ユニット の販売上の特徴は、エンクロージャーの
板材カットサービス では無くなり、SPユニットと箱の内部配線を端子を
使って接続して、

SPユニットを、外側からねじを締めて取り付ける簡単な組立だけで、
スピーカーシステムが完成する。
スピーカーボックスでの販売になっています。

そちらの方が手軽で、組立が面倒で工作を楽しまない方々が
増えたのでしょう。その専用スピーカーボックスの発売は、
先に発売された FE103-Sol では、

 ○ YK103-Sol バスレフ型 スピーカ-ボックス ¥25,000(税抜)
 ○ BK103-Sol バックロードホーン型 スピーカ-ボックス ¥50,000(税抜)

FE-103-Sol の発売日の約3ヶ月後に発売されました。
FE83-Sol の場合は、

 YK83-Sol バスレフ型 スピーカ- ボックス ¥16,000(税抜)

が、FE83-Sol 発売日の約10日後に発売されましたが、

 BK83-Sol バックロードホーン型 スピーカ-ボックス ¥45,000(税抜)

は、約2ヶ月後の11月中旬の発売となりました。
専用エンクロージャーの販売時期は、FE103-Sol より、早くなっていますので、
良い出来事?とは思いますが、いったいな何なのでしょうか?

私には理解できない、何か? が影響してるものと思われます。

個人的には、自分でエンクロージャーを設計・工作出来るようになっていますので
関係ありませんが、市販のエンクロージャーは、見た目のデザインは、素人では
まね出来ませんが、CPと音質については、素人でも勝ることが出来ます。

ちなみに、FE83-Sol取扱説明書に載っている
 標準バスレフ型エンクロージャーの市販モデル:YK83-Sol
 バックロードホーン型エンクロージャーの市販モデルが:BK83-Sol
のようです。

参考にしたページは

オーディオ専門誌 ステレオ2016年8月号 付録 フォステクス メタル振動板8cmフルレンジ・スピーカーユニット 購入しましたが・・・

 ● ステレオ(Stereo)2016年8月号
     予価¥3,900(8%税込)、 2016年7月19日発売

   【特別付録】付録初! メタル(アルミ)振動板採用
    M800 8cmフルレンジ・スピーカーユニット×2
    ・付属備品
       :パッキン M800用×2
       :ネジ(M3×L13)×8

  ONTOMO MOOK Stereo編
   2016年版スピーカー工作の基本&実例集
     予価:¥4,899(8%税込)、 2016年7月19日発売

   【特別付録】凄いぜ! メタル対応
               進化した音の醍醐味を満喫せよ!
    ・ステレオ2016年8月号付録 メタル振動板8cmフルレンジ
       M800 専用エンクロージュア・キット×2
       :8cm径対応バックロードホーン型

 上記ステレオ誌とその付録用エンクロージャー付きムックを購入しました。
しかし、スピーカークラフトが出来ない状態に陥っています。コレクションして、
終わりそうです。それも仕方ないことだと思いますが、満足はしていいます。

 今年で7回目のスピーカー自作用付録になります。
第7弾で、遂に紙系振動板素材から脱却して、
メタル(アルミニウム)振動板のスピーカーユニットに進化しました。

 進化といっても、現在でも紙系振動板素材が、主流で使用されている
ことから、金属(メタル)系振動板素材と紙系振動板素材のどちらにも、

メリットデメリットが存在しており、再生音に振動板による
音色差があると思ってください。

 グルメ的に言えば、中華料理、フランス料理、トルコ料理 の違いのような
味覚での違いがあることになります。
高音質というと何か? 目標が一つしかないように感じていまいますが、

"原音再生は不可能" と言われているように、
再生機器の完成度はある程度限界に来ているようです
(新たな発想の録音・再生機器が必要?)。

特に スピーカーシステム は 他のコンポーネント に比べますと、
物理的特性で完成度は非常に低いので、色々な音色が存在しています。

色々な音色 が付録(低価格の代表格)で、楽しめるようになったのは、
消費者にとって、大変ありがたい時代になりました。

 今年の付録 M800 の企画・開発・製造元の フォステクス カンパニー
では、金属系,紙系振動板のスピーカーユニットを、開発・製造・販売
していますが、

金属系振動板素材は、主に 純マグネシウム(Mg)を中心に
スピーカーシステムのモデルを展開していますが、
さすがに純マグネシウム振動板では、加工コストなどが掛かり過ぎて、

付録用ユニットとして、低価格でスピーカーユニットを提供できないので、
アルミニウム(Al) 振動板で、企画をスタートしたそうです。
M800 は、フォステクス初のアルミ振動板のフルレンジユニットだそうです。

あなたがご存知の通り、フォステクス が担当したステレオ誌付録
ユニットの振動板素材は、紙系(ツイーターは除く)でした、

そして、去年の10cm径付録ユニット P1000 で、付録に出来る
大きさと重量で、限界だったそうで、

付録として何か新しい付加価値を付けるために、
金属系振動板にしたと、ステレオ2016年8月号本誌 に載っていました。

(ということは、来年[2017年度]の付録スピーカーユニットの企画案は
 残っているのか? 心配になりますが、構想出来る範囲を広げれば、
 まだまだ沢山ありますので、多分、大丈夫だと、私は思っています。)

 フォステクス さんのインタビュー記事では、金属振動板の
音質上の特徴は、音波の浸透力 が優れていることだそうです。

 音波の "浸透力" とは、遠くにまで音波波形が壊れずに到達することが
出来る性能だそうで、音に "説得力" があるのだそうです。

紙とアルミの振動板としての違いは、

--紙--[密度:低い、内部損失:高い、音速:遅い、物性制御:しやすい]
-アルミ- [密度:高い、内部損失:低い、音速:速い、物性制御:難しい?]

 ※1) 内部損失 とは、
     物体に力のエネルギーを与えた時に物体が振動して音を
     発生させますが、その振動がどれだけ収まりやすいか
     (音が消える)を示すもの。
     内部損失が高いと素材の音が振動で鳴くことが非常に少ない。
     内部損失が低いと音叉(オンサ)のように、長く鳴いている。

 ※2) 音速が速い とは、
     音速が速いと、速く物質が動けるので、高域の再生周波数を
     伸ばすことが可能、M800 では、~32kHz まで伸びていることが
     規格で公表されている(高音域を伸ばしたワイドレンジ化)。

となっています。

 M800 のその他の特徴として、

  アルマイト処理でコーンの表面を白色加工
     腐食防止、音質のコントロール
     内部損失が高くなるので振動板の
     鳴きが減る?

  ・コムのアップロールエッジ
     振幅に必要なストローク(振動できる範囲)を確保

  ・2014年付録 PW80 と同じユニットフレーム採用
     PW80(K)用のエンクロージャーが使用できる可能性が高い
     (Digi Fi No.19 付録フルレンジユニット用スピーカー
      ボックスも、同じ取付穴寸法なので使用可能性が高い。)

  ・3.5ℓ 位のバスレフ型エンクロージャーが似合う
     開発者インタビュー談

 M800注意すべき点は、

  ・振動板が 100ミクロン(0.1mm)のアルミ箔なので、手などで
   触れると変形してしまう。

  ・エンクロージャーの響きや付帯音が分かりやすいので、
   エンクロージャー側の音質対策(仕上げ、塗装等)がお薦め

 M800 の開発者側からの 音の印象 は、

   一般的アルミ振動板は高域側の周波数にピーク(山)が出来る
  ことが多く、アルミっぽい音がすると、言われるのですが、

  M800 は、そのピークをコントロールして、アルミっぽい音を
  かなり抑え、ナチュラルな音に仕上げました。応答性のいい、
  切れ味鋭い音質に仕上がていると思います。

と載っていました。

参考にしたページは

DigiFi[デジファイ]No.22 特別付録 バランス駆動対応ヘッドホンアンプは、スマホや携帯プレーヤーの音をより良く聴くための本格オーディオアクセサリーです。


別冊ステレオサウンド DigiFi No.22[デジファイNo.22]
    特別価格:5,500円 発売予定日:2016年5月30日(月)

   【特別付録】バランス駆動対応ヘッドホンアンプ
    Olasonic(オラソニックが設計・生産の音質に
    こだわったスケルトバランス駆動対応HPA

   ・表紙連動企画:最新オーディオで暴き出す
              ボブ・ディランの本質

   ・特集1:ハイレゾ配信サイト調査する!
   ・特集2:20万円以下 USB DAC ブラインドテスト
   ・特集3:注目製品 深掘り テスト

別冊ステレオサウンド DigiFi No.21[デジファイNo.21]
    特別価格:1,500円 発売日:2013年11月26日(火)

   【特別付録】スペシャハイレゾ
          日本コロムビアサンプラーDVD
   ・特集1:最新デジファイコンポーネントDIGする
         ネットワークプレーヤー価格別
         23機種ブラインドテスト?
   ・特集2:TIDALは人生を変える
         Part1 音楽市場を変革するTIDAL
         Part2 TIDALをいい音で聴こう
   (№22、バランス駆動対応ヘッドホンアンプの予告告知有り

 DigiFi[デジファイ]No.22 特別付録
   バランス駆動対応ヘッドホンアンプ』(以下DF22-HPA
が発売されました。

 『デジファイNo.22 特別付録』の特徴を検証するために
今までの「デジファイ」の「オーディオ基板」特別付録が、
何であったのかを振り返ってみますと、

 第一弾:DigiFi No.7 特別付録
       USB-DACパワーアンプ(USB DAC入力)
       税込定価:2,980円、発売日 2012年 8月29日

 第二弾:DigiFi No.10 特別付録
       USB DAC搭載デジタルヘッドホンアンプ(USB DAC入力)
       税込定価:3,300円、発売日 2013年 5月28日

 第三弾:DigiFi No.13 特別付録
       USB-DACパワーアンプ(№7のグレードアップ)
       税込定価:4,200円、発売日 2014年 2月26日

 第四弾:DigiFi No.15 特別付録
       ハイレゾ対応D/Dコンバーター(USB DAC入力)
       税込定価:3,996円、発売日 2014年 8月25日

 第五弾:DigiFi No.16 特別付録
       ハイレゾ対応D/Aコンバーター(SPDIF入力)
       税込定価:4,298円、発売日 2014年11月25日

 第六弾:DigiFi No.17 特別付録
       12W+12Wデジタルパワーアンプ(アナログ入力)
       税込定価:4,500円、発売日 2015年 2月23日

  第七弾:DigiFi No.22 特別付録
       バランス駆動対応ヘッドホンアンプ(アナログ入力)
       税込定価:5,500円、発売日 2016年 5月30日 予定

と企画されていました。

 特別付録としての規格では「第6弾」「第7弾」の間には
「オーディオ基板」ではなく「スピーカーユニット」付録として
発売されました。

 SP付録 第一弾:DigiFi No.19 特別付録
           8cm口径グラスファイバー振動板
           フルレンジスピーカーユニット(ペア)
       税込定価:3,780円、発売日 2015年 2月31日

 SP付録 第二弾:DigiFi No.20 特別付録
           18mmポリエステル ソフトドーム型
           スーパートゥイーター(ペア)
       税込定価:4,980円、発売日 2015年11月30日

「オーディオ基板」と「スピーカーユニット」では「コンポーネント」上
のジャンルが違い過ぎますので、今回は、詳細を割愛します。

 上記の「第6弾」までと今回の「第7弾」でも、大きく異なります。
「第6弾」までは「デジタル回路」が「基板」に搭載されていましたが、
今回は「アナログ回路」のみの「オーディオ基板」となっています。

つまり雑誌の最後の頁に載っている「Digi Fi(デジ ファイ)」の定義

{デジタルファイル・ミュージック、デジタルファイル・オーディオ、
 デジタル・ハイファイ などの意味を含む造語です。}

に、直接の関わりが無くなっている「特別付録」となっています。

「ヘッドホン/イヤホン」や「携帯プレーヤー(スマホも含む)」等は
「アナログ」時代から存在していますので、直接「デジタル」とは関係
ありません。

でも、最新オーディオ のトレンドを追いかけていますので、
雑誌の定義など、どうでも良いです。世の中そのようなモノです。

私は、一応発売日に『 DigiFi No.22』を購入しましたが、

  ・自宅で「ヘッドフォン/イヤフォン」を使う機会が無い。
  ・バランス駆動用ヘッドホンを所有していない。
  ・他に興味があることがあり、手を付けれられない。

の理由により、まだ使用していません。

オーディオ雑誌付録、つながりで購入しましたが、どうしようか?
困っています。orz

オーディオ雑誌の付録も、雑誌定価:¥5,000 を超える価格に
なってしまいました。本格的ですが、ムック誌自体が
気楽に購入するような代物では無くなって、しまいました。

しかも、規格の目玉機能「バランス駆動」は、幾つかのオプション等を
購入しないと試せない{絵に描いた餅}に近づいているような状況です。

一応「シングルエンド(アンバランス)駆動」は、
付属していない電源として、

「Micro USB端子」の「DC(直流)電圧:5V、電流:500mA以上」の
電力を供給できる「スマホ用充電器」等を用意すれば

普通の「3.5mmステレオミニプラグ」の付いた「ヘッドホン/イヤホン」で、
使用可能です。「携帯プレーヤー」等の「アナログ出力」を
「DF22-HPA」の「3.5mmステレオミニプラグ」の入力に接続すれば、

「DF22-HPA」の「3.5mmステレオミニプラグ」出力に
「ヘッドフォン/イヤフォン」を接続することで使用可能となります。
それだけでも、音質はかなり向上するらしいです。

ちなみに『DF22-HPA』について詳しく知りたい場合は検索キーワードに
”よくわかる! デジファイNo.22 ” と入力して、
「Yahoo」や「Google」等の「検索エンジン」で検索してください。

「デジファイ」の公式ウェブサイトの
Stereo Sound ONLINE」の「ニュース」のページで、
「よくわかる! デジファイNo.22付録ヘッドホンアンプ」

が連載されていました【毎週火曜掲載】。
  第回(2016年3月22日)~ 第10回(2016年5月31日)まで、
アップされています(2016年6月5日:現在)

それで、大体の事が理解できます。
しかし、あまりに初心者に購入を促すような内容なので、
誤魔化した疑問符が付く内容もあります。

大勢には影響しないことがらですから、"いい加減" に大体を
把握すればよいです。よって、
全てを真実だと思わないように気を付けてください。

参考にしたページは

雑誌 ステレオ2016年4月号 特別付録 ショートピン LXJ-OT5(2個) が付きます。

 ●ステレオ(Stereo)2016年4月号
   予価:\2,900 (税込) 発売日:2016年 3月19日

  【特別付録】 ラックスマンLuxman)製 ショートピン LXJ-OT5(2個)

   耳からウロコ!“アンプの裏側”にこだわってみませんか?

   Luxmanラックスマン}が設計・生産機械的不要振動抑制にまで
   考慮した超贅沢な材質と仕上げを施した
  ステレオ誌プロジェクトの付録ショートピン

   アンプ裏の「RCA入力端子」に差すと高品質な信号伝送・増幅が得られる?

 ●ステレオ(Stereo)2015年1月号
   予価:\3,000 (税込) 発売日:2014年12月19日

  【特別付録】 エミライ製USBノイズフィルター ES-OT4

 ●ONTOMO MOOK Stereo編
   「極上のハイレゾサウンド抽出法」B5版 24頁
   定価:¥3,996(税込) 発売日:2015年12月19日

  【特別付録】 USBノイズフィルターUSBケーブル、特殊カバー 
        [USBノイズフィルターは、Stereo誌付録:ES-OT4



 恒例となっていたステレオ(Stereo)誌、新年号の特別付録ですが、

 ・D級パワーアンプ(2012年:LXA-OT1、2014年:LXA-OT3
 ・ヘッドホン・アンプ付USB-DAC(2013年:LXU-OT2
 ・USBノイズフィルター(2015年:ES-OT4

と、近年幾つか、特別付録を読者に提供してきましたが『2016年1月号』では、
遂に円安・生産国の賃金上昇・消費税率アップ・要性能アップ 等の影響で、
オーディオ基板の特別付録は付きませんでした。

 その代りなのでしょうか?不定期ムック雑誌
ONTOMO MOOK Stereo編「極上のハイレゾサウンド抽出法」
【特別付録】USBノイズフィルター、USBケーブル、特殊カバー

に『2016年1月号』と同じ発売日に
去年『2015年1月号』の付録『ES-OT4』を、
ホコリよけのカバー基板を立てる足余分にUSBケーブルを買わずに済む

ための追加備品で使い勝手をグレードアップさせて
お買い得になったムック雑誌が発売されました。
それで、ステレオ誌特別付録号は無くなるだろうと私は思っていましたが

「2016年2月号」付録告知「ステレオ2016年4月号」特別付録
ラックスマン ショートピン:LXJ-OT5(2個)」と告知されました。
その告知には{詳細はStereo 3月号にて!}とありました。

そして既に『ステレオ 4月号』のネット通販による予約販売が
始まっていました

○ 「RCAショートピン」とは?

 一体何のためのオーディオアクセサリ-なのか?知らない人が
多いと思います。

「プリメインアンプ」で「プリ部」と「メイン(パワー)部」が
分離可能なモデルや「プリメインアンプ」を「パワーアアンプ」として
使えるように「パワー部」に直接入力できる「RCA入力端子」がある

「プリメインアンプ」
入力が2系統以上ある「メイン(パワー)アンプ」で普段使われないだろう、
パワーアンプ入力端子」の空「RCA入力端子」

出荷時点で取付けられてるRCA入力端子」のプラス・マイナス端子
ショート(短絡)させる「ピンプラグ」です。

主な目的は、コンポーネントの外部から「RCA入力端子」に非常に微弱ですが
電磁波等の外来ノイズが、実際には侵入して来ます。

特に増幅率の高い端子(パワーアンプ用入力端子やフォノ入力端子)の場合、
外来ノイズが増幅(明らかに劣化が気が付くような音量ではない)されてしまい、
音質劣化を起こします。

それを防止するために「RCA入力端子」を電気的にショートさせて、
閉じた電気回路にすることで、外来ノイズの侵入を防止して、ノイズによる
音質劣化を防止するために「RCAショートピン」は使われています。

その外来ノイズ抑制効果を他の入力端子(フォノ入力端子等)にまで、
拡張した本格オーディオでの非常に神経質な「使いこなし」のテクニックで
RCAショートピン」は使われていました。

そのような電気的効果による対策は40年以上前から、知られていますが
「ショートピン」は、今まで実際に電気・電子パーツ店では、
ほとんど販売されていない部品だったので、私は試せませんでした。

その効果は「オーディオA級ライセンス:長岡鉄男氏 著」によりますと、

「現在空いているアンプのビンジャックの処理、これはショートピンを
 差し込んでおくのが良い。第一にダストカバーになるし、音質への影響も
 少ないとはいえゼロではない。」

と載っていました。つまり『新提案の画期的な対策で音質向上効果が大きい』と
持ち上げるような「オーディオアクセサリー」ではありません。

ただ「材質・仕上げ」が、高級オーディオブランド「Luxman」設計・製造の
非常に贅沢な仕様と製造になりますので、高級品を使ってみたいという
憧れる要求を十分満たすことが出来ます。

しかし、アンプの空いている全ての「RCA入力端子」に使用する場合は
付録の{ 2個 }では、少な過ぎて、対策が不十分になります。

「ショートピン」をさらに欲しい方は、外観デザインが異なりますが、
ラックスマン JPT-10 RCAショートピン(8個/1セット)
発売されています。

『LXJ-OT5』と異なり「JPT-10」には、蛇腹(ジャバラ)のようなギザギザ
切削加工デザインが施されています。このデザインによる音質差は、
残念ながら、実際の「ショートピン」で比較しないと分かりませんが、

もし「アンプ」の「裏リアパネル」が見える場合、見た目の印象が変わります。
わざわざアンプの「裏リアパネル」見せるようにシステム セッティングを
している方はほとんどいらっしゃらないと思いますが・・・

最後に「Luxman」製以外にも「RCAショートピン」は、最近ネット通販で、
結構、販売されていました。

私は、近所の「パーツ店」で「RCAショートピン」を販売していなかったので、
実際に試したことは有りません。そして、アンプの「RCA入力端子」には
「ダストカバー」を被せていました。

「ダストカバー」として「RCAショートピン」を見ますと、外径側の
アース端子部が3~4分割に割られていて、その割られた隙間が空いていて、

「ショートピン」が挿してある「RCA入力端子」の「割られた隙間」の部分は、
空気に晒(サラ)されて、汚れますので、「ショートピン」を使用しないよりは
端子の汚れは防げますが、完璧な「ダストカバー」としては使えません。

私としては高級ブランドLuxmanラックスマン)」赤いブランド
マーク付き高級「RCAショートピン」は、実際に使用するというよりは、
なにか? アンプの「お飾りとして、欲しい気がします。

参考にしたページは

DigiFi No.20,No.19(デジファイ №20,№19) No.19付録 8cmユニット発売中、No.20付録 スーパートゥイーター発売予定 連続付録で ハイレゾ対応スピーカーの完成。

別冊Stereo Sound DigiFi No.20 (デジファイ №20)
    特別定価 ¥4,980(8%税込)発売日:2015年11月30日 予定
    (以下、DF20SDSTW と略す場合があります)

  【特別付録】18mmポリエステル ソフトドーム型 スーパートゥイーター(ペア)
   Olasonic{オラソニックが設計・生産、超高音域再生にこだわり40[kHz]まで
   再生可能FostexPT20(K)」に挑戦、交換可能な付録スーパーツィーター

別冊Stereo Sound DigiFi No.19 (デジファイ №19)
    特別定価 ¥3,780(8%税込)発売日:2015年 8月31日
    (以下、DF19FRSPU と略す場合があります)

  【特別付録】8cmグラスファイバー振動板 フルレンジスピーカーユニット(ペア)
   Olasonic{オラソニックが設計・生産、ワイドレンジ化にこだわり低音域を
   伸ばした FostexPW80(K)」 に挑戦交換可能な付録 フルレンジ スピーカーユニット

 *)DigiFi{デジファイ}2号連続で、特別付録スピーカーユニットが付きます。
     第1弾 付録:No.19 ハイレゾ対応 8cm フルレンジ スピーカーユニット、
     第2弾 付録:No.20 ハイレゾ対応 ソフトドーム型スーパートゥイーター

   と、残りは、エンクロージャー(スピーカーボックス)を用意すれば、
   「ハイレゾ対応2ウェイ・スピーカーシステム」が完成します。

ヘッドフォンアンプ(デジファイ№10付録)
パワーアンプ(デジファイ№7,13,17付録) など、
これまで『DigiFi』では、幾つか特別付録を読者に提供してきましたが

今回の付録はついに、本格オーディオで、一番重要なコンポーネントに相当する
スピーカーシステムのユニット(SPユニット)が2号連続/2way 構成で、
企画され、発売を始めています。

オーディ雑誌の付録スピーカーユニットの定番といえば
音楽之友社:ステレオ誌」が近年の恒例で、夏季の年1回、
発売発売されますが、

それに、ステレオサウンド別冊『DigiFi』が挑戦していることになります。

読者の立場からいいますと、同じようなユニットの販売は、"二番煎じ" なので、
物欲が湧き上がりませんが、

今回のデジファイのユニットは、音質傾向が「ステレオ誌付録」
全く別方向の味付けで、既に発売されている
「No.19付録 DF19FRSPU」を試聴したところ、

全く異なる音色で、
「ステレオ2014年8月号付録 PT20(ツィーター),PW80ウーファー)」
のスピーカーと音源ソースの相性によって選んで
交換して使ってよい、楽しい付録だと思います。

 『デジファイ』には読者に隠している事情?があって、
載っていませんでしたが、今回の付録は、

「No.19付録:8cmフルレンジユニット
「ステレオ2014年8月号付録:PW80ウーハー

「No.20付録:スーパーツィーター
「ステレオ2014年8月号付録:PT20ツィーター

とエンクロージャーに装着する場合の
取付用寸法が同じ「取付互換性」を持たせて
いました。

  (注1:「PT20」と「PT20K」、「PW80」と「PW80K」は、
      「付録」か「市販品」の違いがあるだけで、同一モデルです)

 「DF20SDSTW」などは、ワザワザ強力な「ネオジウム磁石」で、
ユニットの大きさを小型化して、2ウェイ等の場合に、

バッフル面にある「ウーファー」と「ツイーター」の軸をなるべく近づけて、
再生帯域の分離を緩和させて、

  (注2:「ネオジウム磁石」は「ネオジム磁石」と同じ「磁石」です。以前は、
      「ネオジウム磁石」と呼んでいました(発明者がそう呼んだ?)が今は
      「ネオジム磁石」と呼ぶように「日本科学学会」が推奨しています。
      オーディオ関連の製品では商標となった「ネオジウム磁石」と呼ぶ
      方が多い気がします。ソニーに関係のある場合は特にそうです?  )

少しでもタイムドメイン理論の理想に近づけようとして設計しているのに
関わらず、着脱式のフランジ(外周フレーム:サイズの大型化)によって、
エンクロージャー取付部分を「Fostex:PT20(K)」と同じ寸法形状にして、

「PT20K」が取付可能なスピーカーボックスに「DF20SDSTW」が取付出来るように
設計されています。

この構造は「スピーカー自作」を趣味としないオーディオ入門者のような方々への
配慮で、結構手間の掛かるエンクロージャー工作(特にユニット取付穴加工)を、
行わななくても、

少しでも種類の多い市販品スピーカーボックスに取付可能にすることで、
お手軽・簡単に「DF20SDSTW」の音を楽しめるように、使い方の工夫をしています。

そこで、気が付いたのですが「DF19FRSPU」も、実は2ウェイを構成する場合に
「PT20(K)」とペアになるウーファー「PW80K」と

エンクロージャー取付部分を同じ寸法で設計しているかもしれないと思って、
調べたところ、推測通り「DF19FRSPU」も「PW80K」と「取付互換性」がありました。

つまり「DF19FRSPU」も「PW80K」が取付可能なスピーカーボックスで使えるように、
設計されていたことが分かりました。
具体的な「PT20K+PW80K」用市販品スピーカーボックスを挙げますと、

 1)Fostexフォステクス):P2080-E ダブルバスレフ型スピーカーボックス
 2)Fostexフォステクス):P802-E マルチアンプ方式対応スピーカーボックス

になります。

「P2080-E」は「ダブルバスレフ(以下DB)型」という特殊なエンクロージャー形式で
ネットワークも内蔵されたスピーカーボックスです。

「PW80K」用としては「DB」型なので、内容積が大きくて、
8cm口径スピーカーユニットでは、
普通は考えられない重低音再生を実現させる方式です。

低音を増強させるダクトのチューニングが「PW80K」に合わせてあり、
ユニットに供給する電力信号を周波数で分割するネットワークも
「PW80K」と「PT20K」用なので、

「DF19FRSPU」と「DF20SDSTW」には、多少、相性が合わない可能性がありますが、
「ダクト」に吸音材を詰めるなどのチューニングをすれば、"使える"と思われます。

「P802-E」は、PW80K」+「PT20K」+「EN15:チャンネルデバイダー」を使った
マルチアンプ方式(究極のスピーカー駆動方式?)を安価で実践できるように、

ユニット毎にスピーカーケーブル端子(ツィーター用とウーハー用の2個)を付けた、
「バスレフ型」スピーカー・ボックスです。

「P802-E」も「ダクト」のチューニングは「PW80K」に合わせてありますので
「DF19FRSPU」の場合、中低音が過多でアンバランスな再生音になりますので、
ダクトに吸音材を詰めて「密閉型」にして再生すれば、まともな音になります。

他の対策で、ダクトに、詰め物(例:木材の棒や粘土等をダクト内で固定)で、
ダクトの断面積を減らして、共振周波数を下げるチューニングが出来れば、
さらに良いと思います。

ネットワークに関しては、マルチアンプ方式対応なので、
「EN15:チャンネルデバイダー」を使って、2chアンプを2台にして使う方法が
前提となる使用方法ですが、

「DF20SDSTW」に付属するコンデンサー(音質アップ目的で、
同じ容量値の高級コンデンサーに交換でもOK)を使うのも良いと思います。

あるいは、本格的な「12dB/oct.型ネットワーク」をスピーカー外部に設けても
"面白い"と思います。

 ちなみに「DigiFi(別冊ステレオサウンド)」の公式ウェブサイトの
オンラインショップ「Stereo Sound STORE」で発売している。

アルミ金属製の高級エンクロージャー(コスパは悪くはない)が小型「密閉型」
なので、察しの付く方は分かると思いますが、「DF19FRSPU」と「密閉型」は、
相性が良いことは、明らかです(仕様の規格値からも分かります)。

しかし、小型「バスレフ型」との相性は今一つ(中低音域の音量過多になる)
なので、小型「バスレフ型」の低音増強の仕事をしている
「ダクト(エンクロージャーにある内部と外部が繋がっている管の穴)」を

塞いで小型「密閉型」に変更(中低音域の音量を減らす)する「使い方」は
「DF19FRSPU」の場合、周波数帯域(高音・中音・低音)の音量バランスを
整えるために、非常に有効な手法の一つになります

参考にしたページは、